インドといえばガンジス川(ガンジス河)。
そしてガンジス川といえば火葬場。
そんなイメージの方は多いと思います。
実際ガンジス川沿いには火葬場がたくさん。
24時間ひっきりなしに遺体が焼かれています。
そんな火葬場はヒンドゥー教徒以外も行くことが可能。
そこで今回は、見学の際のルールや注意点をまとめました。
インド|バラナシで有名な火葬場マニカルニカー・ガート
ガンジス川沿いにはいくつもの火葬場があります。
その中で最も有名な観光客が行く火葬場は、マニカルニカー・ガート。
川岸からすぐなので、ガンジス川のボートからも良く見えます。
ここでは同時に8体の遺体を焼くことが可能。
そのため遺体が多いときは、人の焼けるにおいが辺りに漂っています。
そして火葬された遺骨や遺灰はガンジス川へ。
いわゆる水葬です。
日本では違法になる水葬ですが、ヒンドゥー教徒は水葬がほとんど。
なぜかというと…
ヒンドゥー教徒は輪廻転生を信じており、ガンジス川に遺灰を流せば
「現世での罪が全て流され生まれ変われる」と信じられているからです。
ちなみに子供は火葬せず、そのまま遺体をガンジス川へ流すことも。
大量の死体が沈んでいると思うと少し物騒な気もしますが…
世界中を探してもなかなか見ることができない光景を見られる貴重な場所です。
ヒンドゥー教の考えがどんなものなのか、正直よく分かっていなかったですが、
バラナシへ行って色んなことを感じたし考えさせられました。
家族や友人と同じものを信仰して、同じ願いを持つって素敵だなと思える場所だと私は思います。
インド|火葬場でのルール
火葬場では以下の2つをしっかり守りましょう。
- 内部の写真、動画撮影禁止
- 女性は露出の高い服装を避ける
バラナシの火葬場では、基本的に写真、動画撮影禁止です。
遺族の方もいらっしゃるのでむやみにカメラを向けるのは良くないですよね。
お葬式をしている最中にカメラを向けられていい気分になる人はほぼいないでしょう。
またこの2つについては火葬場に限った話ではありません。
寺院でも写真撮影が禁止のところは割と多いです。
沐浴や礼拝の儀式(アールティ)など宗教的な場所へ行くときも気をつけましょう。
特に女性は街を歩く時も露出の少ない服装で過ごすのが望ましいです。
暑いですが、長袖長ズボンがベスト。
現地の女性たちが着ている服があちこちで売っているので、それを購入するのもおすすめです。
インド|火葬場でよくいる詐欺師に注意
インドの観光スポットには自称ガイドが山のようにいます。
バラナシの火葬場に限った話ではありません。
そしてこの自称ガイドは大抵外国語がお上手。
日本語で話しかけられたら要注意です。
最初は無料と言ってきますがそんなことはまずありません。
説明し終えた後、火葬費用に使うためとかなんとか言って寄付金を迫られます。
しかも火葬場という神聖な場所だから、寄付しないのも申し訳ない空気感。
非常に断りづらいです。
ちなみに私たちのガイドは、
「生活が苦しい貧困層の家族は火葬のための木材を買うことが出来ない。」
「その人たちの代わりに木材費用として寄付してくれ。」
と言ってきました。
しかも途中から僧侶みたいな人も参戦。
インドはこういう時、仲間の人数が増えがちです。
一度絡まれたら逃げ切るのは難しいです…
もちろん色々と解説してくれるので、お金を払う前提で話を聞くのはアリです。
でもお金を払いたくない方は、「無料」という言葉に騙されず、無視しましょう。
見た目からして私たち日本人は明らかに観光客なので確実に狙われます!
心を鬼にして、観光スポットには行ってくださいね。
ガンジス川沿いには腕を掴んでヘナタトゥーをしてくる人なんかもいます。
いろんな人間がいるので、むやみにサービスを受けないようにしましょう。
まとめ
- バラナシで有名な火葬場はマニカルニカー・ガート
- ヒンドゥー教徒はガンジス川で遺灰を流すことで、輪廻転生ができると信じている
- 火葬場では写真撮影や動画撮影は禁止
- 女性は露出の少ない服装が望ましい
- 観光スポットにいる自称ガイドに注意
- ガイドは日本語を喋れる人がたくさん
- ガイドに無料と言われても、信じてはいけない
バラナシに行くなら外せない観光スポット火葬場。
インドの人々の宗教観や考えを感じ取ることのできる貴重な場所です。
ガンジス川岸にはいくつもの火葬場がありますが、その中でも大きいマニカルニカー・ガートは行っておきたいところ。
ただ、観光客が多い分詐欺師も多いです。
自称ガイドには気をつけつつ、観光を楽しみましょう。
この記事がインド旅行の参考になれば幸いです♪
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